
薬剤師として働きながら、こんなことを思っていませんか?
- 今の仕事に、やりがいはあるけど、将来が見えにくい
- 長く働けるキャリアにシフトしたいけど、どうすればいいかわからない
- 転職したい。でも何を軸にしたらいいのかわからない
結論からいうと、「薬事職」という選択で、これらすべての悩みは解決します。
過去の私も、全く同じでした。CRO(開発業務受託機関)で抗がん剤の治験を担当し、全国を飛び回る日々。「やりがいはあるけど、10年後もこの体力が続くのか?」と絶望していました。
しかし、未経験から「医療機器薬事」に飛び込んだ結果、人生が激変しました。
本記事では、私の実体験をベースに、未経験から薬事職を目指すための完全ロードマップを公開します。
1. 薬剤師から薬事職へ転職して感じた「3つの大きな変化」

薬剤師として働きながら、「このままでいいのかな?」と立ち止まってしまうことはありませんか?
私が未経験から薬事職へ飛び込んでみて、実際に肌で感じた「人生を好転させた3つの変化」をお話しします。
結論、下記の3点です。
- ①:給与と働き方が安定した(年収50万UP + 在宅OK)
- ②:知的好奇心が満たされる(クリエイティブな仕事)
- ③:グローバルな視点が手に入る(英語を使った業務)
①:給与と働き方が安定した
正直に言うと、以前の働き方と比べて、生活の質はぐんと上がりました。
私の場合、初年度から年収ベースで50万円以上アップ。さらに、完全週休2日+フレックスや在宅勤務OKな企業が多く、働き方の自由度が圧倒的に高いです。
「この働き方、薬剤師人生で一番心地よいな」というのが本音です。
さらに、薬事職は「市場価値が高い職種」なので、一度経験を積めば、その後のキャリアアップも驚くほどスムーズになります。
②:知的好奇心が満たされる
「薬事は地味で、規制ばかりで堅苦しそう……」
そんなイメージを持っていましたが、それは完全に間違いでした。
薬事という仕事は、一言でいえば「薬や医療機器を世に出すための専門職」です。
海外の複雑な法規制を読み解きどうすれば承認が通るかの戦略を立て社内外の関係者と調整を重ねる
非常にクリエイティブで、自分の考えを活かせる「余白」がとても多いんです。毎日が新しい発見の連続で、知的な刺激が絶えません。
③:グローバルな視点が手に入る
私はグローバル企業に転職したので、英語を使う業務が多くありました。
- 海外本社とのメールやオンライン会議
- 承認申請に関するレギュレーション調査
- 各国の薬事戦略の立案
最初はビビりましたが、海外本社との会議や各国の薬事戦略立案を通じて、自分の成長を実感。薬剤師の知識をベースに、「世界を舞台に働いている」という感覚は、何物にも代えがたい自信になります。
まとめ:薬事職は、こんな人に向いています
ここまでお話しした通り、薬事職はとっても魅力的なお仕事ですが、もちろん向き不向きもあります。
こんな人におすすめ
- ルーティンだけでなく、自分で考える仕事がしたい
- 英語を活かして、世界を広げてみたい
- 薬剤師としての知識を、今までとは違う形で活かしたい
逆に、指示を受けて動くことに慣れている人や、コツコツと情報収集をするのが苦手な方は、最初は少し戸惑うかもしれません。
でも、もしあなたが「ちょっと面白そうかも」と感じたなら、「未経験だからムリ」と諦めてしまうのは、本当にもったいないです。
2. 【重要】薬事の優良求人は「非公開」の中にしかない理由

「自分に向いているかも!さっそく求人を探してみよう」
そう思った方に、まず最初にお伝えしたい「大切なルール」があります。
実は、薬事職(特に未経験OKの優良求人)を探すときには、普通の転職とは少し違うコツが必要なんです。
なぜ普通の求人サイトでは見つからないのか?
結論からお伝えすると、条件の良い薬事求人は、一般的な求人サイトにはほとんど載りません。
その多くは、エージェントさんだけが持っている「非公開求人」の中にあります。
理由はシンプルで、素敵な条件の求人を表に出すと、応募が殺到して企業側が対応しきれなくなってしまうから。
だからこそ、信頼できるエージェントにだけ「いい人がいたら紹介してください」と、こっそり枠を預けているんです。
理想のキャリアを覗くための「最初の一歩」
「まだ転職するか決めていないし…」という方こそ、まずはエージェントさんを通じて、どんな世界があるのかを覗いてみてほしいんです。
今の自分のスキルで、どんな企業に挑戦できるのか。
それを知るだけでも、今の職場でのモヤモヤが「私には他にも選択肢があるんだ」という安心感に変わりますよ。
私が実際に「宝探し」のように求人をチェックしていた、おすすめの窓口を置いておきますね。
薬事・医療系に強いおすすめ転職エージェント3選
「まずは登録して、担当者さんに『未経験から薬事に興味があります』と伝えておく」
これだけで、一般には出回らない「あなただけのチャンス」が届くようになります。登録は5分ほどで終わりますし、完全無料なのでリスクはありません。
まずは情報収集のつもりで、一歩を踏み出してみてくださいね。
さて、エージェントに登録して求人を眺めていると、『製薬』や『医療機器』など、いろんな薬事のお仕事が出てくるはずです。
『薬事って、具体的に何が違うの?』
そんな疑問にお答えするために、次の章では薬事のお仕事の中身をサクッと整理してお伝えしますね。
3. 薬事職の仕事内容とは?未経験の薬剤師でも活躍できる理由

薬事の役割とは?
薬事の役割は、大きく分けて2つです。
- 製薬系:薬の承認申請、PMDAなど規制当局との対応、開発戦略のサポート
- 医療機器系:承認・認証の取得、規制調査、社内の薬事アドバイザー的ポジション
ざっくりしたイメージですが、製薬は「臨床と密接に関わる理論派」、医療機器は「戦略とスピード感を重視する柔軟派」という感じです。
国内薬事と海外薬事の違いは?
- 国内薬事:日本国内での承認申請、PMDAとのやり取りが中心
- 海外薬事:各国の規制を調べ、製品が通るための戦略立案・調整を行う
私がいたのは海外薬事だったので、英文の法規制文書や、現地の販売認可などを扱っていました。
英語が必須というわけではありませんが、調べながらでも読める・書けるくらいの力はあった方が◎です。
薬事未経験でも評価されやすいスキルとは?
以下のスキルは、未経験でも強みになります.
実際、私はCROで抗がん剤の治験や開発業務に携わっていた経験がかなり評価されました。
「薬を世に出す過程」を知っているというだけで、薬事職では一歩リードできます。
さて、ここまで「仕事の中身」をお話ししてきましたが、実は私が薬事を目指したきっかけは、立派なキャリアプランがあったからではありません。
むしろ、「今の働き方、このままでいいのかな……」という、小さな絶望からでした。
次の章では、私の人生をガラリと変えてくれた「台湾での転機」についてお話しします。
4. なぜ薬事を目指したのか? → 台湾滞在と「小さな絶望」が転機に

私が薬事職にたどり着いたのは、立派なキャリアプランがあったから……ではありません。
正直にお話しすると、「今の働き方、このままでいいのかな……」という、小さな絶望から逃げ出した結果でした。
CRO時代の葛藤:やりがいはある。でも、心と体が追いつかない
以前の私は、CRO(開発業務受託機関)で、抗がん剤の治験を担当していました。
医師や製薬企業の方々と連携して、新しい薬を世に送り出す。責任は重いけれど、確かにやりがいはありました。
でも、その裏側は過酷な「体力勝負」の毎日。
- 全国の病院を飛び回り、夜遅くにホテルへチェックイン
- 「明日も早いな……」と、暗い天井を見つめながら眠りにつく夜
- 週末は疲れ果てて、ただ眠るだけで終わってしまう休日
ふと、こんな疑問が湧いたんです。
「この働き方を、10年後、20年後の私も続けていけるのかな?」
将来、結婚や出産などのライフイベントを迎えたとき、今の自分と同じように走り続けられるイメージが、どうしても持てなかったんですよね。
台湾での5ヶ月間:世界は、思っていたよりずっと広かった
そんなとき、家庭の都合で、突然、台湾に5ヶ月間住むことになりました。
人生で初めての海外生活。最初は言葉も通じず、不安でいっぱいでした。
でも、毎日中国語の響きに包まれ、日本とは違う医療制度や、ゆったりとした時間の流れに触れるうちに、私の心に変化が起きました。
「あぁ、世界はこんなに広いんだ。私が悩んでいたことって、なんてちっぽけだったんだろう」
日本という狭い世界、そして「薬剤師はこうあるべき」という固定観念に縛られていた自分に気づいたんです。
「環境を変える」ことが、最大の解決策になる
台湾での経験を通じて、私は一つの答えにたどり着きました。
それは、「才能がないのではなく、ただ環境が合っていないだけかもしれない」ということ。
「語学 × 医療知識 × キャリア」を掛け合わせれば、もっと自分らしく、心地よく働ける場所があるはず。そう確信したことが、私を「海外薬事」という新しいステージへ押し上げてくれました。
もし、あなたが今「このままでいいのかな」とモヤモヤしているなら、それは新しい世界へ進むためのサインかもしれません。
5. 【失敗談】面接で1社落ちて気づいた「未経験転職の鉄則」

リアルな話をします。私は薬事転職の最初の面接で、見事に落ちています。
理由は明確で、「熱意」だけで押し通そうとしたからです。
「やる気」は、評価の対象になりません
当時の私は、こんな風にアピールしていました。
「未経験ですが、やる気だけは負けません!」
「一生懸命勉強して、早く戦力になります!」
これ、実は未経験者がやりがちな最大の間違いなんです。
厳しいようですが、企業が求めているのは「あなたの熱意」ではなく、「あなたが会社にどう貢献してくれるか(=利益をもたらすか)」だけ。
受かる面接の作り方:視点を「自分」から「企業」へ
2社目の面接では、戦略を180度変えました。
- 徹底的なリサーチ:その会社の製品がどの規制区分(クラス分類)に該当するかを事前に調査。
- 経験の翻訳:「CROでの治験経験が、申請資料作成のどのプロセスを効率化できるか」を具体的に提示。
- 未来の提案:海外展開において、自分の語学力がどう架け橋になれるかを提案。
結果、無事に内定。
大切なのは「頑張る」ことではなく、「相手の困りごとを解決できる」と証明することです。
面接で一番大切なのは、あなたの経験を『企業が求める形』に翻訳して伝えること。これ、一人でやるのは本当に大変です。だからこそ、エージェントの担当者さんを徹底的に頼ってください。無料で模擬面接や書類の添削をしてくれる、心強い味方になってくれますよ。
求人の見つけ方と選び方【医療機器に注目】
薬事求人の中でも、医療機器業界は未経験に優しい傾向があります。
- 法規制が薬ほど複雑ではない
- 薬剤師であること自体が珍しい=アピールになる
- 市場が成長中で、採用枠が増えている
「医薬品じゃないとダメ」と思い込まずに、医療機器にも目を向けるとチャンスが広がります。
6. 薬剤師が薬事を目指すときのQ&A【よくある不安に答えます】

Q1:薬局の経験しかなくても大丈夫?
結論、大丈夫です。むしろ、薬局経験が活かせる場面は意外と多いです。
薬局での経験は、患者さん対応、薬機法、添付文書への理解、在庫管理など…すでに薬事の基礎に触れていることがたくさんあります。
たとえば、以下のような強みは十分アピール材料になります。
- 医薬品の使用実態に関する知識
- 患者対応で培ったコミュニケーション力
- 法規制や薬事関連書類への基礎的理解
そして、入社後にゼロから教育してくれる会社は多いです。
もちろん製薬会社や医療機器の知識があれば有利ですが、「経験がないから無理」と思い込むのはもったいないですよ。
Q2:英語が苦手でも大丈夫?
英語が「ペラペラ」である必要はありません。
薬事の仕事には英語の資料(海外規制、取扱説明書、申請資料など)が出てきますが、ほとんどは「読む・書く」レベルでOK。
実務ではGoogle翻訳を併用している人も多く、難解な内容を正確に理解できれば、会話力はそこまで問われません。
私自身、TOEICは600点台でしたが、英文の申請書類を少しずつ読みながら慣れていきました。
英語力よりも、以下のような姿勢のほうがずっと大事です。
- わからない言葉を調べながら読み進める力
- 正確に理解しようとする粘り強さ
- 規制文書への興味・慣れ
「英語が不安」と感じる方も、応募を見送る理由にはしないでOKです。
Q3:医療機器のこと、なにから勉強したらいい?
まずは下の「クラス分類」を眺めるくらいでOK。
専門知識は、お仕事をしながら嫌でも身についていきます。
まずは「面白そう!」という好奇心を大切にしてください。
医療機器薬事の仕事で知っておくと役立つこと
- 医療機器のクラス分類(クラスI~IV)→ どれくらいのリスクがあるのか。これで審査の重さが決まります。
- 製造販売承認と認証と届出の違い → 医薬品では全部「承認」だけど、医療機器には「認証」や「届出」もあります。
- QMS(品質マネジメントシステム)とはなにか → 医療機器では品質管理のルールが超重要です。
さらに余裕があれば、以下の資料も目を通しておくと良いです。
私もこのあたりをざっくり読みながら、「全体像」をつかむところから始めました。
最後に:迷うより、一歩踏み出してみよう
薬事の世界は、たしかに専門用語が多く、未知の領域に感じるかもしれません。
でも実際は、未経験からでも始められるルートはたくさんあります。
- 薬局経験しかなくてもOK
- 英語が苦手でも問題なし
- 勉強は少しずつ、現場で吸収すればOK
一番もったいないのは、「自分には無理かも」と思って何もしないこと。
いま「ちょっと気になるな…」と思っている場合、薬事職が向いている可能性があります。
7. 結論:薬事は“次の一手”になる。でも、選ぶのはあなたです

薬事は、薬剤師としての知識を活かしつつ、英語やグローバルな視点で「長く、無理なく」働ける最高のキャリアです。
私自身、この道を選んで「もっと早く知りたかった」と心から思いました。
大切なのは、自分で納得して選ぶこと
もちろん、全員に薬事を勧めるつもりはありません。
私自身、薬事を経験したあとに調剤に戻った時期もありましたが、そのどちらの経験も今の私の糧になっています。
大事なのは、「今の場所にモヤモヤしているなら、情報を集めて、自分で納得できる選択肢を持つこと」です。
行動しないと、1年後も同じ場所です
「明日でいいや」という日は、残念ながら永遠に来ません。
少しでも「面白そうかも」と心が動いたなら、その直感を信じてみてください。
薬剤師には「国家資格」という最強のセーフティネットがあります。
失敗しても戻れる場所がある。だからこそ、今、新しい世界を覗いてみるリスクはゼロなんです。
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